日本でビジネスをオンライン化する方法
「うちの商売は地元のお客様だけで成り立っている」。そう考える事業者は今でも少なくありません。けれども日本では、ほとんどの人がまずスマホで検索してからお店や会社を選びます。オンラインに存在しないということは、その瞬間に検討の候補から外れてしまうということです。ここでは、日本でビジネスをオンライン化するために必要なステップを順番にご紹介します。
1. ドメインを取得する
すべての出発点はドメイン、つまりインターネット上の住所です。yourbusiness.com や yourbusiness.jp のような、覚えやすくブランドに合った名前を選びましょう。.com は世界中で最も信頼され、海外の取引先やインバウンドのお客様にもなじみがあります。一方の .jp は日本国内に拠点を置く事業者であることを明確に伝え、国内のお客様に安心感を与えます。可能であれば両方を押さえておき、片方をもう一方へ転送するのが理想です。
2. サーバーとビジネスメールを用意する
ドメインを決めたら、ホームページを置くためのサーバー(ホスティング)が必要です。表示が速く安定していることが、お客様の第一印象を左右します。あわせて整えたいのが、独自ドメインのビジネスメールです。info@yourbusiness.jp から送るメールは、フリーアドレスとは比べものにならないほど信頼感を与え、一通ごとにブランドを印象づけます。取引先や金融機関とのやり取りでも、きちんとした事業者という印象につながります。
3. スマホ対応とLINE・WhatsApp
日本では、ホームページへのアクセスの大半がスマホからです。文字が小さい、ボタンが押しにくい、表示が崩れる——そうしたサイトは、それだけでお客様を逃します。スマホで快適に見られることは、もはや必須条件です。
連絡手段も、お客様が普段使っているものに合わせましょう。国内のお客様には LINE、海外の取引先やインバウンドのお客様には WhatsApp が定番です。問い合わせフォームに加えて、こうしたメッセージアプリへのボタンを目立つ場所に置くだけで、問い合わせの数は大きく変わります。連絡が手軽なほど、お客様は一歩を踏み出してくれます。
4. Googleで見つけてもらう
どれほど良いホームページでも、検索で見つからなければ存在しないのと同じです。事業の内容、所在地、提供するサービスを各ページにきちんと記載し、Googleビジネスプロフィールに登録して地図検索にも表示されるようにしましょう。「地域名+業種」で検索したときに上位に出ることが、新規のお客様との最初の接点になります。
オンラインに存在しないビジネスは、お客様にとっては「探しても見つからないビジネス」です。最初の一歩は、検索で見つけてもらえる状態をつくることです。
5. 日本全国、どこのお客様とも仕事をする
オンライン化の最大の利点は、商圏が地元に縛られなくなることです。きちんとしたホームページとビジネスメール、そしてLINEやWhatsAppがあれば、北海道から沖縄まで、対面で会わなくても見積もり・相談・契約を進められます。リモートでの打ち合わせやオンライン決済を組み合わせれば、地方の小さな事業者でも全国を相手に商売ができます。場所ではなく、信頼と利便性で選ばれる時代です。